世界に伝わるオイルの物語

たとえば、美味しい食事をつくるとき。ボディやフェイスをマッサージするとき。空間を香りで満たしたいとき。驚くほど私たちの暮らしの中に溶け込んでいるオイルは、毎日をいきいきと過ごすために欠かせない存在。 世界を見渡せばさまざまな種類のオイルがあり、それぞれが長い歴史や言い伝えを秘めています。オイルの物語を知ることで、これまでと見え方が変わってくるかもしれませんよ?

オリーブオイル / スペイン

地中海沿岸にあるクレタ島が発祥の地といわれるオリーブオイル。イエス・キリストが使ったという説や古代ローマで戦いに勝利した褒美として与えられていた説など、古くから豊穣や平和の象徴とされてきました。 ダイアンボヌールで使用するのはスペイン産のオリーブオイル。世界屈指の生産量を誇るスペインには品種が260種以上あるとも言われています。
※オリーブ果実油(保湿) ※チュニジア産のオリーブオイルも使用しています。

サンフラワーオイル / フランス

サンフラワーとは、ひまわりのこと。南アフリカ原産と言われ、その見た目から太陽の象徴として崇拝されていました。さんさんと降り注ぐ太陽の恵みが育んだオイルには栄養成分が豊富に含まれており、古くから重用されてきました。
※ヒマワリ種子油(保湿)

アルガンオイル / モロッコ

8000万年前から自生されていたというアルガン。産地はモロッコ。アルガンオイルの生産・加工はベルベル人の女性が担い、その抽出技術は母から娘へと何世紀もの間、受け継がれてきました。 砂漠地帯ではアルガンオイルは貴重な収入源であり、国家的プロジェクトとして共同組合が設立されています。
※アルカビノサ核油(保湿)

シアバター / ブルキナファソ

サバンナに生息する野生植物の木からなるシアバター。高い保湿力で知られ、髪以外にも、顔やボディなど全身に使うことができます。シアの実からバターを作るのは協同組合などの女性たち。ブルキナファソ農村地域の大切な収入源であり、女性たちの経済的自立を支えています。
※シア脂(保湿)

ペキオイル / ブラジル

ペキフルーツは、ブラジル・セラード地域の特産物であり、栄養成分は「素晴らしいの一言」と称えられています。南アメリカ大陸の中で、かつては不毛の大地と言われていた土地で土壌や品種の改良を進め、植物の種の栄養価を研究。世界に発信することで収入源にしています。ペキの果実は11月〜2月という期間に収穫。希少価値が高く、重宝されています。

バージンマラクジャオイル / ペルー

マラクジャとはパッションフルーツのこと。南米の亜熱帯地域を原産とする果物のことで、産地は秘境ムード漂う密林が広がるペルー。果実の種を食用後に再利用し、ゆっくりと丁寧にオイルを抽出します。 ちなみに、「十字架のシンボルを果実の中に見た」というキリスト教徒によって、パッション(受難)のフルーツという名付けられたのだそう。
※クダモノトケイソウ種子油(保湿)