トレーサビリティとコスメの関係?

多くの人の間で広まってきた「SDGs(持続可能な開発目標)」。サステナブルな未来のために、できることから始めていきたいですよね。SDGsを意識することで、毎日の生活に欠かせないシャンプーやオイルといったコスメの選び方が変わってくるかもしれません。今回は、SDGsにも関連する「トレーサビリティ」について考えてみたいと思います。

SDGsについておさらい!

「SDGs」は、サステナブルな未来に向けて、2030年までに達成すべく取り組まれている国際的な目標で、17のゴールが設けられています。
ゴール1 貧困をなくそう
ゴール2 飢餓をゼロに
ゴール3 すべての人に健康と福祉を
ゴール4 質の高い教育をみんなに
ゴール5 ジェンダー平等を実現しよう
ゴール6 安全な水とトイレを世界中に
ゴール7 エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
ゴール8 働きがいも経済成長も
ゴール9 産業と技術革新の基盤を作ろう
ゴール10 人や国の不平等をなくそう
ゴール11 住み続けられるまちづくりを
ゴール12 つくる責任、つかう責任
ゴール13 気候変動に具体的な対策を
ゴール14 海の豊かさを守ろう
ゴール15 陸の豊かさも守ろう
ゴール16 平和と公正をすべての人に
ゴール17 パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsとトレーサビリティの関係

今回、注目したいのはSDGsと「トレーサビリティ」について。
「トレーサビリティ」は、「Trace(追跡)」と「Ability(可能)」の2単語からなる言葉。つまり、ある製品が「いつ、どこで、どのように、誰によって、何で」つくられたものなのかを調べられるようになっている状態のこと。原材料の調達から生産、消費そして廃棄のプロセスにおいて、追跡可能な状態にすることを指します。
食品・食材はもちろん、化粧品や衣服の製造販売においてもトレーサビリティの視点が重要になっています。ユーザー側からすると、トレーサビリティがしっかりしている商品は、安心して購入できそうですよね。

関連するSDGsを挙げると…?
ゴール8:働きがいも経済成長も
ゴール12:つくる責任つかう責任

トレーサビリティによる品質管理がなされている、ということは、原材料の調達や流通経路がしっかりしているということ。たとえば、シャンプーで言えば、オイルや香料がどの国のどの産地のどの畑でつくられたものかがクリアになっているというわけ。

トレーサビリティの基準をクリアしたダイアンボヌール

「ダイアンボヌール」は、「世界が幸せになることは、私を幸せにすること。素材から運搬、製造工程を経て、使う人の手に届くまで、すべてに意識を払い、人にも自然にも心地良くする」というポリシーを掲げています。同時に、原材料をつくる農地と生産者をリスペクトし、作物の力こそ髪と頭皮にとって大切だと考えているのです。
そのうえで、「フェアトレード」「トレーサビリティ」「サステナビリティ」の基準を設け、最終的に製品になるまでの生産工程を透明化しています。特に、ダイアンボヌールオーガニックの「ヘアケア」シリーズの商品は「COSMOSオーガニック認証」を取得しています。

たとえば、多くの製品に用いられているオイル。これらは、コールドプレス製法によりつくられており、オーガニック素材のうるおいをそのままに天然のオイルを抽出。高品質かつ環境にも配慮しています。
また、「シアバター」は西アフリカのブルキナファソにある農村地域から、「アルガンオイル」はモロッコの先住民族や女性が栽培したもの、「マルーラオイル」の栽培事業では、ナミビアの女性の手によるもの、といったように、生産地がわかる素材を採用しています。

トレーサビリティに意識を向けると、安心感をもって購入できるうえに、サステナブルな社会にもつながっていく。未来のために、一挙両得なモノ選びをしていきたいものですよね。トレーサビリティのことを頭の片隅においてドラッグストアを訪れると、今までと少しコスメの見え方が違ってくるかも!?